脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
……まさか…ね。
県No.1って確か……
『〈狂音〉……?』
私はぼそりと呟いた。
それが聞こえたのか、赤髪君が私の方を見る。
「へー。お前みたいな奴でも知っているんだな。」
遠まわしに肯定した言葉を聞いた私は、頭が痛くなった。
私、実は
〈狂音〉に捜されている……らしい。
噂で聞いた。
運良く、見つかったことは無い。……と思う。
はぁ…。
よりによって、なんて奴らに目ぇ付けられたんだろう。