脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
そりゃもう「お姉ちゃんお姉ちゃん。」って私の後ろをちょこちょことついて来て。
華南が暴れたら私が止めて、また懐かれて。
『そっか。……まだ捜されてるのか。』
一年以上。
家族以外との連絡を絶って、地味に目立たないように―――そう暮らしてきた。
『既に姉離れしてくれてると思ったんだけどな。』
私は窓の外を見る。
体育の授業のクラスがいて、体操をしてる。
それから、空をみた。
青空で、
綺麗なのに――…
『青空なんて……嫌い。』
―――「ごめん。ごめんね有美。」
謝るのは、私の方なのに。
あなたは青空の下に落ちていった。