脇役希望☆不良少女【おまけ追加】
クラスメートも
魁も
華南もビックリしている。
だけど、今は気にしない。
『こんなコト?……こんなコトでもしなきゃ、アナタに伝わらなかったんでしょう?』
私の声は低く、怒りがこもっているのが分かる。
『イジメにだって、ただ単にイジメを目的をしたイジメと、もう一つ、……気持ちを伝えたいがためのイジメがある。』
この学校の人達は華南に―――私に、伝えたかった。
――憧れの人を……目標になっている人を、自分たちに優しくしてくれている人を……独占しないで欲しい。と。
『県No.1の<狂音>はみんなの憧れで目標。いきなり現れた人と仲良くしてれば嫌に決まっている。』
でも、
<狂音>が決めたことだから、直接文句は言えない。
だから、イジメをした。