毒舌姫と俺様クールな王子様
私はその様子が不思議で頭には「?」マークでいっぱいだった。
何故かご機嫌な秋先輩は、さっきのアイスがもう溶けてる事に気付くと、またアイスを買っている。
「秋先輩、アイス買って良かったんですか?」
さっき私は脅されたばかりなのに。
「七海ちゃんもええで、新しいの頼んどいたから。」
そう言って私に2つ目のアイスを渡す。
さっきまでの秋先輩とは違い、今は何故かご機嫌。
さっきの水崎との会話に何があるのか気になる。
「秋先輩、水崎と何か合ったんですか?」
そう聞くと、私の顔を見た後、ニヤリと笑い、頭をぽんぽんと叩いて歩きだした。
「ちょっと、何するんですか!…もう待って下さい。」
そう言った後、再び歩きだした秋先輩を追いかける。
その後、何度聞いても何も教えてもらえず、残りの被害にあった人に聞き込みに行った。