毒舌姫と俺様クールな王子様
「凄っ…」
入る前の建物も凄かったけど、内装も凝っていて、見るからに、高級料亭って感じだ。
案内された部屋は、VIP専用かなんかの、広くて、綺麗な中庭が見えるお座敷。
「そういや、秋ん家の料亭で食べるの久しぶりだな。」
「「僕達は3ヶ月ぶり位かな?」」
「俺は2ヶ月ぶり。」
「それはそれは、おおきに☆」
上から順に、水崎、双子君達と桐都先輩で、秋先輩は手をすりながらお店の人みたいにしてる。
そういや、秋先輩の料亭だったっけ?
ま、それはさておき…
目の前には、ババンって感じで、沢山の料理が並べられていた。
こんな所来たことないから、正直色々と大変そう…。
でも、そんな事気にしてられないほどに、美味しそうなにおいが漂っている。
空いてる所に座ると、右横に何故か水崎、左は秋先輩が座わった。
「「あ、ずるいっ!!七海ちゃんの隣は僕達が座ろうと思ってたのに〜」」
「そんなん、早いもん勝ちや!」
「うるせぇよ、静かにしろ。」
ここに来てまで秋先輩と、双子君達はごちゃごちゃ言いあっている。