毒舌姫と俺様クールな王子様



「こら、ここは店だ。静かにしておけ。」




そこで3人を制したのは、キラリと眼鏡が光る、奏先輩。




「「だって〜!」」
「だって、こいつらが!!」 



「うるせぇよ!!ちょっとは静かにしろ!」




3人が何か言おうとした瞬間、水崎の低くドスの聞いた声で、3人の声は制された。





怒られて拗ねているのか、3人共大人しく空いてる席に座り、一言も話さなくなった。





「はいはい、シケタ面してないで食べようぜ?」




ピリピリしてた空気をいち早く破ったのは、この中でも一番年上の桐都先輩。




「はい、これ七海ちゃんの。」




桐都先輩に渡されたのは、美味しそうなカニ!!




「わぁ、ありがとうございます!」




私はカニの入っている皿を受け取り、私も何かやろうかと思ったけど、下手な事をしてもいけないなと思い大人しくしておく。





あ、ちゃんとお茶は皆に配ったから、一応働いたことにはなる?




ま、そんなこんなで、桐都先輩のおかげで、皆の所に美味しそうなカニが行き渡った。





ちなみに机にのっている料理は、大きなお鍋に刺身の盛り合わせ、それから豆腐料理とかで、めちゃくちゃ美味しそう!





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