毒舌姫と俺様クールな王子様
「まぁ、いい。大方の内容は分かった。」
そんな水崎の言葉にいち早く食い付いた人物がいた。
「おっし!じゃあ、こっからは食事会やな!」
「まだ、終わったなんて一言も――」
水崎が言い終わらないうちに、秋先輩はジュースを持って、
「カンパーイ!!!」
その言葉と同時に皆が食べるのを再開。
まさかの、奏先輩や一先輩までもが食べているのには驚いた。
「ったく、お前らな――」
「「まぁまぁ、はいお一つどうぞ☆」」
またもや言い終わらないうちに、双子君達に邪魔され、料理を渡されている。
「ハァ、もういい。」
一瞬怒ったのかなと、ヒヤヒヤしながら見守っていると、水崎は大人しく食べはじめた。