毒舌姫と俺様クールな王子様
素直に食べ始めた水崎に少し笑いながら、回りを見回してみる。
皆それぞれ楽しんでいるみたいで、和気あいあいとしていた。
今になって思うと、私達が出会ってから、まだ二月ぐらいしか経っていないけど。
それ以上前から一緒にいたみたいな感じがするから、不思議だ。
てゆうか、こんな人達に馴染んできた私自身が怖くなってくる。
住む世界は全然違うのに。
暫くして、楽しい食事会も終わり、皆はそろって車に乗り込んだ。
「じゃあ近い人から送ってくれ。」
奏先輩がそう運転手に伝えて、車は走り出した。