毒舌姫と俺様クールな王子様
まぁ、この際送ってもらった方が楽だから送ってもらうか…
「すみません、じゃあお願いします。」
「おう、ってもう出発してるけどな。」
本当に出発してたし…
苦笑いしながら大人しく送られた。
家に着くまでの間に色々質問された。
「そういやお前何年?」
お前って…
ムカつく奴!
「お前って名前じゃないんですけど!」
「仕方ねーだろ!?この間名前言わずに行ったのはお前だからな」
「ハイハイ、分かりましたよ…私は一年の瀬川七海です」
「お前やっぱ一年だったのか、俺、一応先輩だから」
「へー、先輩だったんですね。」
「おい、棒読みかよ!」
「あー、すみませんでした?」
「何で疑問文なんだよ!?」
何かもう面倒だな、早く家に着けばいいのに…