毒舌姫と俺様クールな王子様


いきなり皆して入ってきた私達に少し驚いたようだが、いつもの俺様風な顔に戻っていた。



「おせーぞ、お前ら、こっちは忙しいってのに。」



会って早々小言ですか、
あの黙々と仕事をしていた姿はどこやら…



そんなこんな考えてるうちにいつの間にか誰かに引っ張られて椅子に座っていた。



「あれ、いつ座ったっけ?」


「あ、俺やで?座らせたの。なんや、ぼーっとしてたからな。」



「あっ、そうなんだ。ありがとう」



「ええよ、ほら始まんで。」


「あ、うん。」



しばらく、笹崎さんと話した後、水崎が皆の話しを止めさせた。



「おいっ、静かにしろよ。話し始めっぞ!」



「「はいはーい」」



双子君達が元気に返事をした。



「ん、じゃあ今日は瀬川の仕事について話すぞ。」



「はいはーい!」



水崎が私の事について説明しようとしている時に、双子君の1人、栗原 夕君の方が手を挙げていた。




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