毒舌姫と俺様クールな王子様


さっきの2人の笑みが気になったけど、今はこの場についてくので必死だ。



名前の呼び方なんて聞いてないのに、集まってまで言う必要があったのだろうか?



まぁ、どんな風に呼ぶか決まってた方が言いやすいけどね。



てゆうか、今の内に仕事の事について聞いてみよ!



「秋先輩、質問の続きいい?」



「あ、そおやった、何や?」



「この書類ってどうやって整理すればいいの?」



「ん?それは「「ファイルに古い順に書類を閉じていけばいいんだよ☆」」



「って、俺が言おうとしたのに、何セリフ重ねてんねん!!」



「「いいじゃん、ケチ!!」」



「なんやと〜!!!待てこら!」



何故こうなるのかな?
質問しただけなのにね、
秋先輩と夕君、葉君の追いかけっこが始まった。



「馬鹿はほっとくことだな…」



「そうだよ?あんなのに一々構ってたら日がくれるからね。」



奏先輩と桐都先輩の言葉を聞きながら、さっき教えてもらった方法で、仕事を始めた。



だってね、2人の意見に賛成だし、あの人達に構ってたら時間だけがロスしていくと分かったから。



早く仕事終わらせないとね。



最終下校時刻は後1時間後だから、五分の一位は終わるでしょ。



余れば、家に持って帰ってやろ。



何と言っても、凄い書類の数…



あれだけのやる気が一気にしぼんでいく、
気がする…



これから三日間は書類地獄だ。






< 54 / 131 >

この作品をシェア

pagetop