毒舌姫と俺様クールな王子様
さっきの2人の笑みが気になったけど、今はこの場についてくので必死だ。
名前の呼び方なんて聞いてないのに、集まってまで言う必要があったのだろうか?
まぁ、どんな風に呼ぶか決まってた方が言いやすいけどね。
てゆうか、今の内に仕事の事について聞いてみよ!
「秋先輩、質問の続きいい?」
「あ、そおやった、何や?」
「この書類ってどうやって整理すればいいの?」
「ん?それは「「ファイルに古い順に書類を閉じていけばいいんだよ☆」」
「って、俺が言おうとしたのに、何セリフ重ねてんねん!!」
「「いいじゃん、ケチ!!」」
「なんやと〜!!!待てこら!」
何故こうなるのかな?
質問しただけなのにね、
秋先輩と夕君、葉君の追いかけっこが始まった。
「馬鹿はほっとくことだな…」
「そうだよ?あんなのに一々構ってたら日がくれるからね。」
奏先輩と桐都先輩の言葉を聞きながら、さっき教えてもらった方法で、仕事を始めた。
だってね、2人の意見に賛成だし、あの人達に構ってたら時間だけがロスしていくと分かったから。
早く仕事終わらせないとね。
最終下校時刻は後1時間後だから、五分の一位は終わるでしょ。
余れば、家に持って帰ってやろ。
何と言っても、凄い書類の数…
あれだけのやる気が一気にしぼんでいく、
気がする…
これから三日間は書類地獄だ。