毒舌姫と俺様クールな王子様



すると2人は真っ直ぐこっちへ向かって歩いてくる。




回りを見渡すと、さっきまで賑やかだったのが、静かになり、皆こっちへ集まっていた。




桐都先輩と奏先輩が持っていた物を、横にいた水崎に渡した。




2人は一先輩や、秋先輩がいる所に行くと、皆と同じように、並んでいる。




私は、いきなりこんな状況で不思議がっていると、水崎に呼ばれた。




「瀬川」



呼ばれた方へ振り向くと、水崎が何かを私に渡してきた。




手を見ると、中には、ピンバッチと生徒手帳みたいなものがあった。





「あの、…これは?」




手の上の物を見せながら、水崎に聞いた。




「ん?お前の物だ。」




いやいや、それも知りたかったけど、これを何に使うか知りたい。




「…何に使うんですか?」




渡されても、使い方分からなかったら、意味ないから。




「あぁ、その説明か?誰かこいつにしてやれ。」




最終的には人任せ?




もう誰でもいいけど…





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