毒舌姫と俺様クールな王子様
まぁ、それはさておき、大体の機能が分かった。
「つまり、いつも持ってればいいって事ですよね?」
「まぁ、そういう事だな。」
私の質問には、偶々隣にいた、奏先輩が答えてくれた。
そうして、暫く食べたり、飲んだり、他愛ない話をした後、パーティーはお開きになった。
「今日は私の為にミニパーティーをして下さり、ありがとうございます。」
料理も美味しかったし、プレゼントも貰い、少し上機嫌になりながら、ペコリと頭をさげる。
「「楽しんでくれたなら良かったよ☆」」
楽しんだかどうかは別だが、空気を読んで普通にお礼を言った。
「はい、とても楽しかったです。」
「ほんなら、聖夜に知らせといたらなあかんな〜」
「企画者はアイツだからな。」
秋&奏先輩は何か話していたが、場所が少し離れてたので聞き取れなかった、だが、2人が何か企んでるのは確かだろう。
何故なら、2人は黒い笑みをしながら、楽しそうに話をしているからだ。
「じゃあ帰ろうか。」
桐都先輩の声が合図となり、皆ぞろぞろと靴箱へ向かう。