毒舌姫と俺様クールな王子様
くっそ〜!!
水崎覚えてろよ…
私も一人で怒っている自分が恥ずかしくなり、皆集まってる机に向かった。
「お前ら2人はとりあえず、被害者全員に話しを聞いてこい。」
お前ら2人とは、私と秋先輩だ。
そう言われた後、奏先輩が被害者全員の名簿というか、書類を渡された。
「そこに被害に遭った人と、どんな事件に遭ったか記してある。」
と奏先輩に言われ、中をパラパラめくって見てみる。
「けっこう被害者いるんですね…」
その中にある人を見つけた。
「あれ?この人…、広瀬、華那さん、華那さんだ!」
そう言いながら、書類を見てみる。
「暴行未遂…あっ、もしかしてあの時の…?」
あの時私が華那さんを助けた日を思い出してる中、桐都先輩が声を掛けてきた。
「七海ちゃん知り合いなの?」
「え、あ、知り合いっていうか、多分この事件の時に友達になったのかもしれないかなと…。」
そこにいる全員がこっちに顔を向ける(まぁ、これも一部の人を除いてだけど…)。
「え、そうなの!?…何か重要な証言が身近にあったみたいだね…」