毒舌姫と俺様クールな王子様
色々あって、次の日の土曜日。
私は昨日の約束で待ち合わせにした校門前に向かっている。
服装は私服で、動きやすさ重視のジーンズにシフォン生地のチュニックを合わせている。
時刻は午前10時前、約束の時間まで後数分て所で学園近くに着く。
「これならちょうど位に着くかも。」
そう言って足を早める。
何て言ったって、うちの学園は敷地がばかでかい…
やっと見えて来た校門前には、皆集合していた。
何故皆いるかって?
それは、昨日、あの後水崎と奏先輩が戻ってきた後、何時開始にするかなど、決めている時、
一旦皆集まってから始めればいいんじゃないかと、珍しく一先輩が提案したのだ。
その方が効率も良かったので、皆、一先輩の意見に賛成し、こうして校門前に集まっている、という事だ。