[完]太陽の君に恋をした。。。黒姫×金龍総長
だから、巻き込みたくないから。。。


まずは、おじさんに挨拶しに行った。

おじさんにはちゃんと話しておこう。



ノックをして、理事長室に入ると由衣さんまでいた。


なんとも偶然…。


「あげはちゃん丁度良かった。実はあげはちゃんの父親が…「叔父さん、由衣さん、あたし父親の所に行く。」

おじさんたち噂聞いたんだ。だから由衣さんまで…



由衣さんは目を見開いた。


「あげは…アンタ大丈夫なの??アンタが1番会いたくない人なんでしょ!?アンタを苦しめた奴に会わせるわけにはいかないよ。」



由衣さん…。
でも決めたんだ。


あたしは、全てを話した。

「あたし、おじさんたちにちゃんと全て話しておくね。


あたしの名字は杉本なの…。
杉本あげは…。黙っててごめんなさい。」


おじさんと由衣さんは涙を流して聞いてくれた。


あたしの過去の全てを…。



あたしは、母親と入れ替わりで産まれた。
病気だった母親は命と引き換えにあたしを産んだ。


だけど父親は、そんなあたしを憎んだ。


春真は、母親を愛していたから。ぞっこんだったから。


あたしなんてこれっぽちも愛してくれなかった。


最初は、あたしを虐待した。
物心ついた頃から…


ずっとずっと叩かれ、
蹴られ、そのたびにあたしは泣いて…


周りは助けようともしなかった。


何故なら春真は、金と権力があるから…。


春真は…政治家…。


皆見てみのふりをしていた。




そして、小学生の頃…


あたしは反抗した。



殴られたら殴り返した。




それでもまだ弱いあたしは…



狂った春真に…。



中学に入学した頃…
母親にそっくりなあたしは…


母親の変わりにされた。



春真は完全に病気だ。
人間じゃない。



あたしの体をまさぐり、
犯した。




その時初めて死のうとした。




でも結局死ねなくて、


あたしは逃げた。



強くなろうと決めて…






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