[完]太陽の君に恋をした。。。黒姫×金龍総長
倉庫に入ると、
紫の特攻服…
背中に金色の龍の刺繍。


の特攻服姿の池上仁、歩、皐月がソファーに座ってた。


みんな特攻服がよく似合う。



「よお、あげは~って…。」


あたしを見て、なぜか固まってる池上仁。
しかもアホ面のままで。


「黒姫ちゃん、化粧してるとますます美人でヤバイ…」

うっとりしながらそう言った皐月の声に、
みんなが一斉にあたしのほうを見る。



「そ、そんな見るなッ…
気合い入れたんだよ。」



「ふっ可愛いな…」

ポンポンと頭を撫でる池上仁。


カア~ッと顔が赤くなる。


「き、今日は人数が凄いね。」



「あぁ…400人だな。
今日は全員集合させたから。」



さすが、金龍さん。



「…ッし、始めっか…」



そう言って、池上仁は外に出る。

ズラリと整列する皆。


その前に、池上仁、歩、皐月なトップが立つ。


なんか3人が違って見える。



「あげはもこっちへ。」


池上仁にそう言われ
隣に立った。



「黒姫だ~!」

私と初めて会う奴が歓声をあげる。


恥ずかしい。



「今日はおめぇ等の仲間、黒姫も一緒に参加する。」



池上仁が口を開けば、
ざわざわしてたのが一気に静まる。



皆、池上仁をしたってる。


400人をしきる池上仁は、
いつものふざけた姿ではなく、ちゃんと総長の顔だ。


「今日は何時も以上に気合いいれるように。」



「うース!!!」



「じゃ、そろそろ行くか。」



そう言い、バイクに股がる。


学校に乗ってくるいつものバイクではなく
派手に改造されたあのバイク。



それにあたしをひょいと乗せる。


先頭に池上仁。
次に歩、皐月。


その後ろに並ぶ400人。


迫力満点だ。



池上仁がエンジンをかけると一斉に400のエンジン音がかかる。



400のエンジン音。
それは聞くだけで、胸がウキウキする。



池上仁が発進すると、
一斉に後続のバイクが発進する。



いつもと違う池上仁に
あたしは圧倒された。






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