[完]太陽の君に恋をした。。。黒姫×金龍総長
しばらくした所で、
前方から何かが容赦ない光を浴びせてきた。


池上仁が止まると、
歩、皐月も前に出てきて止まった。


前のバイクの集団の先頭…

黒の特攻服…。


完全に鉢合わせだ。


お互いに睨み合う。


「こりゃ金龍さん。
偶然だなっ。」


先に口を開いたのは相手側。


ナンバー2のブラックスパイダー。

「ふっ俺等のルート調べたんだろ。しつけえな…」


今までにない、恐い顔で
ハスキーで低い声。
完全にスイッチが入った
池上仁。



だけどあたしを怖がらせないためになねかー
手を握ってくる。



な、ななんだ?



「ほぉ~やる気なんだな…」



「悪いな…今日はそんな相手してる暇ねえんだよ。」


他の奴等は池上仁の指示があるまで絶対動かない。


相手の視線があたしとぶつかる。



「こりゃ黒姫じゃねえか。噂どうりの美人だな。」



ニヤニヤと笑う。


キモ。。


「何度も言わせんなっ
邪魔だからどいてもらおうか。」



「…なめてんじゃねえよ!
お前らかかれ。」


そう言うと、スパイダーの奴等がザーッと襲ってきた。


池上仁が手を挙げると、
金龍も一斉に動いた。



歩、皐月も動く。

「仁あたしも行くよ。」


「大丈夫か?」


「当たり前だしっ」



ふっと笑いあたしも動いた。



金龍の仲間として…。




バキッ!
ボカッ!


あたしは次々に敵をかわし、殴り飛ばす。



「黒姫ちゃん、さ~すが。」


「余裕~」



こんなところでケンカをしてしまうなんて、と笑ってしまう。






池上仁はスパイダーの頭とやり合っていた。



軽やかな手つきで…


そいつとは比べ物にならないくらいの強さだった。



そして、、、






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