DOLL
そしてそのままのトーンで続ける。
「ユラはいいモノを見つけた。ありがたく使わせてもらうよ」
「……?どういうこと?」
勘づきかけた考えを振り払って聞き返した。
それを悟ったように不適に笑う。
「………………」
ユラは確信するしかなかった。
「……やめてよ……ヤナは関係ない。戦争を怖がってる」
「怖いから戦争だろう?恐怖に満たしてから新しい世界がくるんだ」
「だけど………」
ドンッッ
その音と顔の横に勢いよく突かれた足に目を瞑ってそらした。
「俺の顔を見ろ、ユラ」
そっと見るとヒノトは壁についた足に腕と体重を乗せてユラを見下ろしていた。
「ここに永遠(ずっと)繋がれていたいなら構わないが?死ぬよりも苦しいぞ?」
「そんなの怖くない」
「………」
即答されて思わず閉口する。
反応が帰ってこないことに疑問を持ったのか、ユラは目線を上げた。
「ユラはいいモノを見つけた。ありがたく使わせてもらうよ」
「……?どういうこと?」
勘づきかけた考えを振り払って聞き返した。
それを悟ったように不適に笑う。
「………………」
ユラは確信するしかなかった。
「……やめてよ……ヤナは関係ない。戦争を怖がってる」
「怖いから戦争だろう?恐怖に満たしてから新しい世界がくるんだ」
「だけど………」
ドンッッ
その音と顔の横に勢いよく突かれた足に目を瞑ってそらした。
「俺の顔を見ろ、ユラ」
そっと見るとヒノトは壁についた足に腕と体重を乗せてユラを見下ろしていた。
「ここに永遠(ずっと)繋がれていたいなら構わないが?死ぬよりも苦しいぞ?」
「そんなの怖くない」
「………」
即答されて思わず閉口する。
反応が帰ってこないことに疑問を持ったのか、ユラは目線を上げた。