秘密なこと
『プルル…ガチャッ』

《出た!!》


『もしもし杉田!?』


「杉田ですよ?ディスプレイに表示してあるでしょ?」

クスクス笑いながら話す。


『そりゃそうだけど…

校長先生との話終わったのか?』


「うん、明日からそっちに戻るね。」

私は校門に向かって歩き出した。


『そっか…クラスの奴ら喜ぶぞ!!』

私は足を止めた。

「雅也は…喜んでくれないの?」


『…はっ!?おま、お前、ど、どうした!?』

自分でもどうかしてると思う。


だけど…自分の気持ちに気づいちゃったんだ…



私は………



雅也が………


好き………
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