秘密なこと
「あのね、雅也…」


『お、おう』


「私さぁ…」

突然肩を叩かれる。


「ヒャッ!?」

小さな悲鳴が上がる。


「悲鳴なんてあげちゃって……ひどいなぁ」

後ろを見ると

「あ、亮さん!!」


亮さんがいた。


「LIR、今帰り?丁度良かった、俺も一緒に…

………誰と電話してたの?」


「あ、そうだ雅也!!


もしもし雅也?」


『杉田…お前亮さんと一緒なのか?』


「あ…うん今会って…」

チラッと亮さんの方を向くと亮さんはムスッとした顔をしていた。

な…何で!?
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