秘密なこと
「あ、あれは撮影のためだから…」

自分の大胆な行動を思い出すと声が小さくなる。


「ははっ!!あ〜面白かった!!

あとさ、お前、あんまり他の男とお茶とかするなよ?」


「へ?何で?」


「……いちいち妬くことになる俺の身にもなれよ…」


「え……」

妬くこと…ってヤキモチしてくれてるってことだよね…?

期待…しちゃっても…いいのかな……?


「お、電車来たぞ。」


「あ、うん!!」

いつもと変わらない声を出す雅也。


そんな雅也に続いて電車に乗り込んだ。
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