秘密なこと
そ、そりゃあそうだけど…

「俊介〜?戻ってきてよ…って、美香お帰り。」

お姉ちゃんが出てきてくれた。


「高橋雅也君、俺が結婚するのはこの人だから。」

校長先生はそう言ってお姉ちゃんの肩を抱いた。

お姉ちゃんもまんざらでは無さそう…


《やっぱり2人はお似合いだなぁ〜》

そんなことを思っているとお姉ちゃんがニヤニヤしながら


「なぁに〜?高橋君と手ぇ繋いじゃって!!そんな関係になったの?」

と言った。

私と雅也の手は今までずっと繋いでいたことに気づく。
< 120 / 194 >

この作品をシェア

pagetop