秘密なこと
「ち…ちが「まぁそんなところです」

否定しようと思ったら雅也に遮られた。

しかも手を更に強く握るから離せない。


う…嬉しいけど…

照れるよ〜〜!!!!


足元に視線を伏せていると

「ふーん?良かったじゃない?

それはそうと…俊介、私たちの結婚のこと言って良かったの?」


「………あ」

忘れていた、というような声が降ってきた。


「もう!!

…あのね、私達の結婚のこと誰にも言ってもらいたくないんだけど…」


「「へ?何で?」」

思わず顔をあげる。

雅也とも声が重なった。

< 121 / 194 >

この作品をシェア

pagetop