秘密なこと
雅也が眠たそうに目をこすっていると、横浜に着いた。


電車から降りて、改札を出る。

「さてと…どこ行く?」


「へっ!?雅也が決めてたんじゃないの!?」


「ノープランだけど?」

ニコニコ笑う雅也。

ニコニコ…っていっても本当の笑顔じゃなくて…


少し意地悪な顔を含んだ笑顔。


「と…とりあえず!!あそこでお茶しながら考えよう!!」


店内に入り、注文しようと列に並ぶと雅也が

「俺が並んでるから先に席とっといて。」

と言った。
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