秘密なこと
「え…でも悪いよ…」


「いいから。杉田は何飲むの?」


「ココア…ホットで。

じゃあ席に行ってるよ?」

雅也は了解、と短く返事をした。

席を見つけてから座る。


《……雅也がくるまでマンガ読んでよう。》

列は結構長かったから時間はかかると思う。


マンガを読み進めて行くと、そのマンガの胸キュンポイントに到達した。


主人公に想いを寄せる男の子が主人公の髪を………!!

「お待たせ……って何読んでんの?」

雅也がトレーに二つのカップを乗せて来た。
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