秘密なこと
「……う…そ…」


「本当」


「だっ…て…私のこといじめてたでしょ…!?」


「小学生のガキみたいだったよな

俺はお前のことが好きで…お前に俺のこと見てほしくて…


でも度が過ぎて、いじめみたいになったよな…ごめん。」


雅也は頭を深々と下げた。

「謝って許されないことだとわかってる。一生憎まれても文句は言えない。


けど…何もせずにお前を……杉田を失うのは嫌だから……」

雅也は顔を上げて私の目をまっすぐ見る。


「こんな俺だけど…付き合ってくれる?」


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