秘密なこと
「よっ!!」

片手を上げて挨拶をする亮さん。


ゆるめのTシャツにジーンズというラフな格好をしている。

「どうしたんですか?」


「いや…ちょっと話があって…

ここじゃなんだから、下のラウンジ行かない?」


「あ!!じゃあ部屋にどうぞ!!」

私は扉を大きく開けた。


「……いいの?」


「はい!!」

にっこり笑って亮さんを招く。


「……おじゃまします。」

亮さんが入った後、扉を閉めた。

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