秘密なこと
「ただいま〜」

靴を脱いで家に上がると

「お帰り〜」とお姉ちゃんがリビングから顔を覗かせた。


「あっ!!お姉ちゃん!!

今日はありがとね〜♪処分無しにしてくれて!!」


「大したことじゃないわよ♪

あんた、成績良いんだから多少のことは平気じゃないかな?

それに、あの人私には甘いから♪」


「あはは♪

お姉ちゃんと校長先生、ラブラブだったね!!」


「まあね〜

ところで…その箱何?」

お姉ちゃんは私が抱えてる制服の箱を指した。


「あ!!そうだった!!中見なきゃ!!」

私はテーブルの上に箱を置いて、ゆっくりと開けた。
< 34 / 194 >

この作品をシェア

pagetop