秘密なこと
「やったあ♪

姉妹校なら近いし楽だね♪楽しくなりそう…!!」






だけど―――


私のこの時の予感は―――


大きく外れることになる―――。




次の日…

「転校!?」

昼休みに、私は雅也に明日から楠高校に行くことを話した。


「うん。1週間だけね。

雑誌の企画なんだよ♪」


「1週間…」


「楠高校って姉妹校らしいし!!

楽しくなりそうでしょ?」


「………杉田、連絡先交換しよう。」


「へ…?な、何?突然…。」


「いや、心配だからさ…。

何かあったら連絡しろよ?」

雅也はそう言って携帯をいじりだした。

有無を言わさない状況…。


私も仕方なく携帯を取り出して、赤外線で連絡先を交換した。


《雅也のアドと番号…。

何でだろう?ちょっぴり嬉しいな…♪》
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