秘密なこと
「え………?」

雅也の顔が見れない。


「お前…耳まで真っ赤。

可愛すぎ…」

ボッ!!と顔が熱くなる。


「わ、私…帰るね!!」

カバンを持って教室を出る。


外に出て、顔に手をやった。


《まだちょっと熱い…。

これは…完璧に…雅也のこと…》


自覚する。


笑顔を見ると落ち着かないのも、



連絡先が知れて嬉しいのも、



全部、全部……。


《雅也のことが好き…なんだ。》
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