秘密なこと
「王子が照れてるー♪

かっわいい!!」

クラスの子達は和気あいあいと話始める。


「LIRちゃん…?大丈夫?顔真っ青だよ?」

目の前の席の子が心配そうに顔を見つめる。


「あ…大じょ…ぶ」

何とか返事をするが、その声は自分でも、出ているのかわからなかった。




その時ポケットに入れていた携帯が震えた。


恐る恐る開くと



―――雅也からだった。


《雅也…?こんな時間にどうしたんだろう…》


メールを開く
< 48 / 194 >

この作品をシェア

pagetop