秘密なこと
『そうか。なら良かった。

……じゃあまた明日、よろしくな。』


「はい!!おやすみなさい!!」


『ああ、おやすみ。』

電話を切って、車のイスにもたれる。


「はぁ〜…。マネージャー、亮さんに番号教えたの?」


「ええ。問題ある?」


「ないけどさぁ…」


再び携帯が鳴る。

「ほら、鳴ってるわよ。また亮さん?」


「そうかも!!」

笑いながら電話に出る。

「もしもし、亮さん?また電話かけてきて…何かありましたか?」
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