秘密なこと
「……よろしく、雅也君?」


「よろしくお願いします……亮さん」

二人は握手をした。

私はその光景をにこにこ笑って見ていた。

まさか、この握手はお互いにすごい力を入れているとは知らずに…


《あ、握手終わったみたい…

何で2人とも手赤いの…?》


「さてLIR、撮影しようか。」

手をさすりながら亮さんが言う。


「あ、はい!!」


「今日は最後に楠高校の制服で撮るから。

着替えやメイクは校舎内の空き教室でな。」


「わかりました!!着替えてきます!!」
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