だいすき!



「ごめん…違っ…」


「なんもしねぇから」



そう言って風雅くんは部屋から出て行った


あたし…なにを求めてた?


この涙はなんの涙?


分かんない…分かんないよ……


あたし風雅くんのこと……



「大っ嫌い」



そう。そう思ってなきゃいけないの


じゃなきゃ、きっと風雅くんはあたしを突き放すから



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