先生のありがたみ
授業後、夏希は瑞稀のところへ行った。
だが、どこにも姿がない。
琴音によると屋上にいるということだった。
行ってみると、七瀬と瑞稀の姿があった。
七瀬は、夏希に気づくと手招きをした。
「さっきはごめん。」
「お前はあんなことするやつじゃないって俺は知ってる。」
「そうだよね。七瀬は暴れん坊だけど人に怪我を負わせたりしないよ。」
「2人ともありがとう。」
「ナッキー、今日の放課後空いてる?」
「あぁ。」
「じゃあさ、早速疑いを晴らしにいこうよ。」
「わかった。」
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