恋侵未来マシーン
第1章 望み
叶伊斗は、目を覚まして机のイスの方を見た。
「…夢じゃなかったのか…」
机のイスには、ソフィアが座っていた。
「なによそれ!!私の存在を夢で解決したかったわけ?」
「い、いや違う!夢じゃなくて良かったな〜って」
「そ、そう。そ、それは良かったわね。」
叶伊斗は、顔を赤らめいうソフィアに聞いてみた。
「ねぇ?ソフィアって本当にロボットなの?」
「えぇ そうよ。見せてあげる。」
ソフィアはそう言うと、後ろを向き服を脱いだ。
「背中に触れてみて。」
「う、うん。」
叶伊斗はドキドキしながらソフィアの背中にふれた。キーン
「うわっ!!なんだこれ。」
叶伊斗は、ビックリしすぎて声まであげてしまった。そこには、色々と意味の分からない文字の書いてある機械が沢山入っていた。
叶伊斗は、開いた場所を閉めて少しの間黙っていた。
その時、「叶伊斗〜ご飯よ〜。」
叶伊斗の母親が一階から叫んだ。
「ごめん ソフィア。ちょっと言ってくるね。そういえばソフィアは食べ物とかいらないの?」
「私は電気で動いているわ。」
「じゃあ充電する?」
「私は叶伊斗が寝てる間スリープモードになって、スリープモードになると勝手に発電してくれるの。」
「は、ハイテクですね。それじゃあいって来るね。」
叶伊斗はそう言い残して台所に向かった。
「叶伊斗!昨日帰りが遅かったじゃない。どこで油うってたの?」
「ちょっとね〜」
「きちんと勉強するのよ!どこの高校行くか決めた?」
「まだだけど…」
そんな暗い話しが続いて、朝食を完食して、すぐに2階に走った。
ソフィアはこっちを見ておすわりをしながら
「お帰り!べ、べつに寂しかった訳じゃないんだから!!」と言ってきた。
「謝るべきか……」
「ねぇ叶伊斗、私いくらでも叶伊斗の望み叶えてあげる。」
そう言って叶伊斗に近づいた。