恋侵未来マシーン
「はぁ…えぇ?あ、でも…」
叶伊斗は怖かった。望みを叶える代償に何か払わなくてはいけないのかと思ったからだ。そして叶伊斗はいい事を思いついた。
「俺の知人の望みを叶えてよ!」
「いいわよ!叶伊斗って優しいのね!」
ソフィアは微笑んで了承してくれた。叶伊斗は少し照れてからソフィアを連れて家を出た。
「誰の望みを叶えるか…」
叶伊斗は嫌いな人を頭に浮かばせていると一人思い浮かんだ。
「先生!」
そうひらめいて学校に向かった。
しかし、学校は休日で、お目当ての先生はいなかったが、別にだれでもいいだろうと思い、職員室にいる先生が一人いて、その先生に望みが叶うといっても信用してくれなかった。
「先生!望みを言って下さい。」
「じゃあ、お金が欲しい。一生遊べるくらいの…」
ソフィアは目をつぶり、5分くらいたってこう言った。
「家のポストを見て見なさい。」
「わ、分かった。家に電話してみる。」
そういって電話の受話器をとり、電話をかけた。
「な、なに!?」
先生は学校に響くくらいの声で叫んだ。
「ど、どうしたんですか?まさかっホントに?」
叶伊斗と先生は一瞬固まっていた。
「そうだ!美咲ちゃんの望み叶えてあげようかな!お世話になったし。」
そういって美咲の家に向かっていると美咲が歩いていた。
「あ!美咲ちゃん。」
「こんにちは!」
「美咲ちゃんなにか望みない?」
「望み…?叶えてくれるの?」
「うん!」
「どうやって?」
「実は……………………………」
これまでの事を全て話した。
「へぇ〜凄いわね!」
余りにも反応が薄かったのでもう一回望みを聞いてみた。
「うーん…みんなの望みが叶うのが望みかな。」
「わ、分かった。」
叶伊斗は美咲の望みが意外でパニクっていたので自室でやることにした。
「ねぇ?ソフィア?世界中の人の望みを叶えるって出来る?」
「出来るけどあなたの望みは叶わないわよ?それでもいい?」
「う、うん」
ソフィアはまた目をつぶり1分くらい経ってソフィアから青い光が部屋の天井を突き抜けて空高くあがった。