LoveAddict

出会う

「早く起きなさい。アンタ2年生初日から遅刻するつもりなの??」

階段の下からお母さんの大声が
聞こえる。


「うるさ・・・
近所迷惑だし・・・」

「起きてるよ!!!
それにそんなに叫ばないでも聞こえるし、
近所迷惑だよっっ」

あたしも大声でかえしてやった。

これ以上叫ばれると迷惑だし、急いで着替えて、用意してリビングに行った。




「あんたねぇ、もう2年なんだからもう少し早く起きなさい。
そんなんで後輩をちゃんとひっぱていけるの??」

またお母さんの小言が始まった。

「だいじょーぶ、だいじょーぶ。それに早起きと後輩は関係ないし。
やばっっ!!電車に遅れるっっっ!!
いってきまーす」







もうすでに運命の歯車が狂い始めていた事なんて
誰も知らなかった。
いいや、正確には
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
誰も気づかなかった。








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