君のいる世界


学校に着くと下駄箱まで上級生に案内された。
はっきり言ってうぜぇ
でも着いて行く。


下駄箱にはクラス発表の紙が入っている封筒を配っている人がいる。
受け取って確認すると俺は1年2組らしい。
咲哉も一緒だ。


教室に行くともう大概の生徒はきていて緊張した顔をしてるやつや、同中なのか仲良く話してるやつがいる。


座席表で自分の席まで行くと咲哉が近づいてきた。


「おっす!入学式くらいもっと早くこいょ」
呆れた顔をしている。


「別にいいだろ」
素っ気ないだろうが気にしない。
こいつもいつものことだし気にしていない。


「それよりさ、仲良くなった女子いるんだ!こいょ!!」
返事をする暇もなく連れていかれる。


そこにずっと後悔してきた理由のやつがいるとはまだ知ることはなかった…。
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