時間は流れているんだね

半年前-準side-

俺は今から半年くらい前…ちょうど新しいバイトを始めた頃だった



バイト先はたまたま夢の家の近くのコンビニエンスストアで



今ではこれも運命だったのかと思ってる。



「いらっしゃいませ。」



俺は作り笑いで客を迎えた。



作り笑いは疲れる…



俺がため息をついたときだった



「美里ー!!これ美味しそう!!」



俺はちらりとその声の主を見た。



その女は友達に向かって新作のお菓子を進めていた。


普段から見慣れている光景なのになんだか目が離せなかった



さらさらの天然なんだろうと思われる茶色っぽいストレートの髪



少し小さめの身長



そして無邪気な笑顔



なぜか惹かれた。
理由は分からない…だけどいままで見た女の中で一番かわいいと思えた。
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