時間は流れているんだね
準は相変わらず無言で歩き続ける。

でも繋いだ手はそのままで…。

この手の温もりが恋しくて…

繋いだ手に力を込めた。




そういえばどこに向かってるんだろ……?

私は恐る恐る声をかけた。
「準…。どこに行くの?」

「もうすぐだよ。」

振り向きもしないでそう言って、また無言で歩き続けた。

私は無言でついて行くしか出来なかった…。
< 14 / 114 >

この作品をシェア

pagetop