時間は流れているんだね
「準…?どうして私を連れて来たの?

始め言った通り私まだ中3だよ?」

準がこっちを向いた。

「年って関係あるの…?」

「えっ──…?」

意外な答えだった。
準の言う通り…年ってあまり関係ないと思うよ…?


10歳、年の離れた人と永遠を誓う人だってたくさんいる……。


「そうだね!あまり関係ないや!!」


私は自然に微笑んだ。


「やっと笑った。」


私は準を見た。


優しい声……


優しい瞳……。


全てに心臓が高鳴った。


私…


私…


準が好きなの──…?


私の心は確実に準という存在でいっぱいになっていった。
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