時間は流れているんだね
「そっか…。」


お姉ちゃんはそう言ってまた歩き出した。


「でもさ…夢。」


「何?」


「自分の気持ちに嘘ついちゃだめだからね?

隠そうとしちゃだめだからね?

好きなったら想いって止められるものじゃないから、おもいっきり…格好悪くても…伝えなきゃだめだよ?

じゃないと…絶対後悔するからね?」

お姉ちゃんはそう言って微笑んだ。

でもその笑顔はどこか寂しそうだった。

「うん。分かったお姉ちゃん。」

今の私はそう言うしか出来ないけど…。

ちゃんとお姉ちゃんの気持ち分かったよ。





受けとめたよ…。
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