時間は流れているんだね
それから2・3日が経った。

私はみんなに心配をかけないように笑顔で過ごした。

でもね…。


家にね正谷から手紙が届いたの…。私は急いで自分の部屋に行って封をあけたわ…。


中に入っていたのは正谷の字で書かれた手紙とひとつのネックレスだった。


《高川へ
なんか手紙って緊張するな!!この手紙が届く頃俺はもうこの世のいないと思うとなんだか不思議な感じがするよ。
俺の親の会社が倒産しちまってさ…親父も母さんも完全に生きる気力を失っちまった。そして、つい最近親父が言い出したのが一家心中なんだ。俺は親父と母さんと一緒に逝くことにしました。理由は家族だから。家族はずっと一緒だから。
一緒に高校行けなくてごめん。

一緒に高校行くの楽しみだったんだぜ!!

理香と居ると楽しかった。
最後になるけどちゃんと気持ち伝えます。

俺は理香が好きでした。》
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