時間は流れているんだね
「おお─!!波並は俺の味方か!!」



楓が美里に言った。



は──…?
それってどういう意味?



「だめだよ。真中。

ちゃんとはっきり言わなきゃ!!夢は結構鈍感だからね。」



「え──…?ちょっ…美里?どういう意味なの?」



私が聞くと美里は微笑んだ。とても意味深げに…。



「分かったよ…。」



何が分かったの?
楓の顔が突然真剣になった。私は少しだけドキッとしてしまった。



なんで楓なんかに……。



「夢…。あのさ…。

はっきり言うよ?

俺さ…夢のこと……












好きだ。ずっとずっと前から……。
俺と付き合ってほしい。」
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