時間は流れているんだね
お姉ちゃんは残念というかつまらなそうな表情をして去って行った。



私は部屋に行って準から貰った香水を眺めた。ピンク色がすごく可愛い…。私のために買ってくれたのかな?ペア香水…。



そう考えると私の胸の鼓動はまた早くなった。これが…恋なんだ。私はなんだか嬉しくなった。



「ピンク色って恋の色って感じだよね…。」



私はピンク色が今の自分みたいに思えてきた。



「よし!!決めた!!
今日からこの香水の色のこと『恋色』って呼ぼう。」



なんかすごくくだらない。でも、今は…『恋色』が…恋をしてるってことがなんだか嬉しいの。他の人が聞いたらばかみたいと思うかもしれない…。でも私にとって大切な気持ちなの。
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