時間は流れているんだね
「夢…何にやけてるの…?大分気持ち悪いよ…?」



私が振り返るとそこにはいつの間にかお姉ちゃんが立っていた。私はとっさに香水を後ろに隠した。



「早く着替えてリビング来なよ。お腹すいたんだから…。」


待っててくれたんだ…。私はなんだか温かい気持ちになった。


「うん。すぐいくから先下行ってて─!!」



「早くね─。


それより夢…何隠したの?」


あっ…ばれてたね。やっぱりお姉ちゃんには敵わないなあ…。私は香水を出した。


「どうしたの…これ。」



「貰った。」



「見たとこ昨日の香水のペアだね。」



お姉ちゃんって鋭いなあ…。ペアって事まで分かっちゃうなんて。
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