時間は流れているんだね
私と楓は図書室に行った。幸い生徒も先生も居ないみたいだ。私は楓の方を向いた。
楓はさっきと同じ泣き出しそうな表情のままだった。私は少し辛かったけど…はっきり言わなきゃ……だめだよね……?
楓は私の『特別』な人だから……。
たった1人の幼なじみだから……。
「楓……。私ね…好きな人が………。」
そう言いかけた私の口は楓の唇によって塞がれていた。目の前に楓の顔がある。私は驚いて固まってしまった。
「そんなこと言っても……無駄だよ……?
俺諦める気ないから……。
ずっと……
ずっと……
夢だけを見て来たんだ……。」
楓は唇を離してそう呟くと私を残して図書室を出て行った。
楓はさっきと同じ泣き出しそうな表情のままだった。私は少し辛かったけど…はっきり言わなきゃ……だめだよね……?
楓は私の『特別』な人だから……。
たった1人の幼なじみだから……。
「楓……。私ね…好きな人が………。」
そう言いかけた私の口は楓の唇によって塞がれていた。目の前に楓の顔がある。私は驚いて固まってしまった。
「そんなこと言っても……無駄だよ……?
俺諦める気ないから……。
ずっと……
ずっと……
夢だけを見て来たんだ……。」
楓は唇を離してそう呟くと私を残して図書室を出て行った。