時間は流れているんだね
「やっと笑った。
そっちの方が夢らしいよ!!
夢が笑顔じゃないと…私、調子狂うんだあ…。」
美里はそう言って照れたように微笑んだ。
私は…親友の…美里にまで心配かけてたんだ。私の問題なのに…。
「ごめんね。」
私が謝ると美里は笑って「いいよ!」と言ってくれた。
美里が親友でよかった。そして私も笑った。
私たちは校舎を出た。
この光景も残り少ないと思うと大切にしなきゃいけないなあ…。
美里とは志望校は同じだけと…。
やっぱり中学と高校って全く違うから。
「夢さあ…楓のことで悩んでるんでしょ?」
「えっ?あっ…うん。」
美里はいきなり核心をついてきた。…というか楓が私のことを好きだと言うことを知っていたの…?
「私は楓が夢のこと好きなのは知ってたよ…?
時々相談にも乗ったしね。」
「そうだったんだ…。」
すると突然美里は立ち止まった。そして私を見つめた。
「夢…。楓がいつから夢のこと好きだったか知ってる…?」
美里の問いに戸惑いながらも私は首を横に振った。
「夢は大切なところで鈍感なんだから…。
あのね?楓は夢に一目惚れしたの。つまり初めて会った時からずっと美里だけを見てきたんだよ!!」
美里の言葉に私は驚いて目を見開いた。
う…そ…でしょ…?
だって楓は私の大切な『幼なじみ』だよ?
「楓は…夢のことずっと『幼なじみ』じゃなくて『女の子』として見てた。」
私は楓を隣に住んでる腐れ縁の『幼なじみ』としか見てなかった。
楓は辛かったのかな…?
私は楓を傷つけた…?
「多分楓は辛かった。でも近くに居すぎて想いを伝えられなかった。
だから夢。楓のこと『幼なじみ』じゃなくて『男の子』として見てあげてね?」
美里はそう言って真っ直ぐ私を見つめた。
私はその意志の強い目にただ頷くことしか出来なかった。
そっちの方が夢らしいよ!!
夢が笑顔じゃないと…私、調子狂うんだあ…。」
美里はそう言って照れたように微笑んだ。
私は…親友の…美里にまで心配かけてたんだ。私の問題なのに…。
「ごめんね。」
私が謝ると美里は笑って「いいよ!」と言ってくれた。
美里が親友でよかった。そして私も笑った。
私たちは校舎を出た。
この光景も残り少ないと思うと大切にしなきゃいけないなあ…。
美里とは志望校は同じだけと…。
やっぱり中学と高校って全く違うから。
「夢さあ…楓のことで悩んでるんでしょ?」
「えっ?あっ…うん。」
美里はいきなり核心をついてきた。…というか楓が私のことを好きだと言うことを知っていたの…?
「私は楓が夢のこと好きなのは知ってたよ…?
時々相談にも乗ったしね。」
「そうだったんだ…。」
すると突然美里は立ち止まった。そして私を見つめた。
「夢…。楓がいつから夢のこと好きだったか知ってる…?」
美里の問いに戸惑いながらも私は首を横に振った。
「夢は大切なところで鈍感なんだから…。
あのね?楓は夢に一目惚れしたの。つまり初めて会った時からずっと美里だけを見てきたんだよ!!」
美里の言葉に私は驚いて目を見開いた。
う…そ…でしょ…?
だって楓は私の大切な『幼なじみ』だよ?
「楓は…夢のことずっと『幼なじみ』じゃなくて『女の子』として見てた。」
私は楓を隣に住んでる腐れ縁の『幼なじみ』としか見てなかった。
楓は辛かったのかな…?
私は楓を傷つけた…?
「多分楓は辛かった。でも近くに居すぎて想いを伝えられなかった。
だから夢。楓のこと『幼なじみ』じゃなくて『男の子』として見てあげてね?」
美里はそう言って真っ直ぐ私を見つめた。
私はその意志の強い目にただ頷くことしか出来なかった。